投資初心者がまず知っておきたい「リスク」と「リターン」

「投資って結局、リスクが怖い…」
「でも、リターンがあるってどういう意味?」
投資を始める前に、必ず理解しておきたいのが**「リスク」と「リターン」**の関係です。
この2つを正しく理解すれば、焦らず・惑わされずに投資を続けることができます。
1. 「リスク」とは“危険”ではなく“変動の幅”のこと
多くの人が「リスク=危険」と思いがちですが、
投資でいうリスクとは、**「価格が上下する可能性」**を意味します。
つまり、
- 価格が上がる可能性も
- 下がる可能性も
両方を含めて「リスク」と呼びます。
✅ リスク = 値動きの幅(ブレの大きさ)
ブレが大きいほど、リターンも大きくなる可能性があります。
逆に、ブレが小さいほど、リターンも安定します。
2. 「リターン」は“得られる成果”のこと
リターンとは、投資によって得られる利益や成果のことです。
たとえば、
- 株式なら「値上がり益」や「配当金」
- 投資信託なら「運用益」
- 債券なら「利息」
これらすべてがリターンにあたります。
💬 つまり、投資は「リスク(変動)」を取ることで、リターン(成果)を得る行為です。
3. リスクとリターンの関係は“比例”する
投資の世界では、リスクとリターンは常にセットです。
| 投資の種類 | リスク | リターンの目安(長期) |
|---|---|---|
| 預金 | ほぼなし | 年0.01〜0.3%程度 |
| 債券 | 低い | 年1〜2% |
| バランス型投資信託 | 中程度 | 年3〜4% |
| 株式 | 高い | 年5〜7% |
| 新興国株式 | 非常に高い | 年7〜10%以上もあり得る |
(※数値は一般的な目安。将来の成果を保証するものではありません。)
リターンを大きく狙うほど、リスクも大きくなる。
小さなリスクしか取らなければ、大きなリターンは期待できない。
これが、投資の基本原則です。
4. リスクを減らすための「分散投資」とは?
投資のリスクをゼロにすることはできません。
しかし、**「分散」**によってリスクを抑えることは可能です。
分散投資の考え方
- 複数の資産に分ける(株式・債券など)
- 複数の国や地域に分ける(日本・米国・世界)
- 複数の時間に分ける(毎月積み立て)
たとえば、
- 日本株が下がっても、米国株が上がることもある
- 毎月少しずつ買えば、「高値づかみ」を避けやすい
というように、値動きのブレを小さくできます。
5. 投資で損をする“本当のリスク”とは?
多くの人が「値下がり」だけをリスクと考えますが、
実は投資における本当のリスクは**“途中でやめてしまうこと”**です。
例:
- 一時的な下落で怖くなり、安値で売ってしまう
- 上がり始めたときに再び買う
この「感情のままの行動」が、結果的に損失を大きくします。
投資では「価格の上下よりも、自分の行動がリスクになる」ことを意識しましょう。
6. 時間を味方につけると、リスクは小さくなる
投資のリスクは**「時間」**をかけることで平均化できます。
これを「時間分散」といいます。
たとえば、毎月1万円ずつ積み立てていくと、
価格が高いときには少なく買い、安いときには多く買うことになります。
この自動的な調整を「ドルコスト平均法」と呼びます。
結果的に、購入単価を平均化し、リスクを抑える効果があります。
7. リスクを上手に取るための3つのステップ
投資で成功している人は、リスクを恐れるのではなく、**「理解してコントロール」**しています。
① 自分のリスク許容度を知る
「どのくらいの値下がりまで耐えられるか」を考えておきましょう。
(例)10万円が9万円になっても冷静でいられるか?
② 投資目的を明確にする
目的が「老後資金」か「短期の運用」かで、取れるリスクは違います。
長期なら大きなブレも許容できます。
③ 分散と積立でリスクを抑える
一度に多くを投じず、時間と商品を分けてコツコツ積み立てましょう。
8. まとめ:リスクを理解することが投資の第一歩

| ポイント | 内容 |
|---|---|
| リスクとは | 値動きの幅(危険ではない) |
| リターンとは | 投資の成果・利益 |
| 両者の関係 | リスクが高いほどリターンの可能性も大きい |
| 対策 | 分散・積立・長期運用でブレを抑える |
投資の世界で一番大切なのは、リスクを「避ける」ことではなく「理解する」ことです。
正しく向き合えば、リスクは“怖いもの”ではなく、“資産形成の味方”になります。
※本記事は特定の投資商品や証券会社を推奨するものではありません。
投資には元本割れなどのリスクがあります。投資判断はご自身の責任で行ってください。







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